建物の『耐用年数』とは?
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中古住宅をご検討中の方で、 『木造住宅は築20年で建物価値なんて無い』というお話を聞いたことがある方も多いのではないかと思います。 これは正しくもあり、間違ってもいます。 『築20年で価値ゼロ』とは、あくまでも税法上の減価償却をする為の『耐用年数』です! 不動産価格査定(売出価格の根拠)を行う際は、税法上の償却期間と異なり木造は最低でも40年償却で算定します。築40年を超えて初めて『建物価値なし』とみなします。 もちろん、リフォーム歴・修繕歴があれば、付加価値として築40年を超えていても建物価格は加算されます。 近年では、『長期優良住宅』の認定を受けた中古住宅も増えてきました。長期優良住宅制度は平成21年6月に施行され、その名前の通り『長期間に渡って良好な状態で住める為の条件を満たした優良な住宅』です。査定上、耐用年数は100年として査定します。 また、長期優良住宅認定を取得していなくとも、『住宅性能評価』『フラット35S』等の認定を新築時に取得している建物は耐用年数を50~75年で査定します。 住宅をこれから購入される方も、お住み替えや資産処分でご自宅をご売却される方も、必ず建物に関する書類は大切に保管して下さいね!将来、ご自宅を売却される際に新築時の図面が、不動産査定を行う上で重要な書類となります! 木造に限らず、鉄筋コンクリート造や鉄骨造など、構造工法によって建物価格の算定は異なります。 気になる方はお気軽にご相談下さい! |